平たく言うと、はやりのフラットデザインになったり、いままでごちゃついていた部分が整理されたり。大げさにいうと2011以来の大改革かもしれません？
Mayaが根本的に変わったかというとそういうことでもないんですが、手入れされているという感じは嬉しいなーと思います。
中でもHyperShadeの重装備化が話題になっていましたが、その次くらいにHotKey Editorの強化も気になってました。
最近使い始めたというわけでもありませんが、隙を見てまとめておきたいと思います。
大きく分けてふたつのエリアで構成されています。
左が、メニューなどのリスト兼ショートカットをアサインするエリア、
右が、「キーボード」タブ＋「ランタイムコマンドエディタ」タブ
非常に目を引くのが「キーボード」ですが、想像通り装飾キーを押すとそれにあわせてアサインされているキーだけが点灯します。どのキーにアサインしてないか一目瞭然でカスラマイズが捗ります。
個人的にはHotKey Editorは「Ctl+Alt+k」なので早速アサイン。
アサインする際には右側のメニューからちょっとした設定変更が行えます。
「最近使ったコマンド」のリストに追加するかどうか、と、発動するのはプレスした時かリリースした時か、という指定が可能。
下部の「保存」ボタンを押すと、ホットキー設定が保存されました、とメッセージが。
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左エリアの各部について。
一番上の「ホットキー設定」で、複数のホットキーの設定を切り替えたり、複製・削除・名前変更したりします。ここで、自作ホットキー設定の名前は「数字から始まる名前ではダメ」なのですが、『複製』の際には、先頭が数字になってる名前をつけても弾かれません。なんてこった。
（↑この画像で、数字が先頭な名前にできているのは「複製」から作業開始したためです）
なので気付かず設定作業を進めちゃうんですが、いったん閉じて開きなおすと、数字が削除された名前になって現れるので、けっこうビックリします。注意。
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| 普通に名前を指定する場合は、注意されます。 |
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| ふたつ上の画像の、エディタ開き直した後の図。名前かわってるー |
その下がある意味このウィンドウの本体「ホットキーを編集」。まずプルダウンからショートカット割り当てを変更したい内容の大カテゴリを指定します。- メニューアイテム
- エディター
- その他のアイテム
- カスタムスクリプト
3DCGツールと言えば暴力的な機能数になる宿命ですが、Mayaも例に漏れず。4つの大カテゴリそれぞれに相当数の項目があります。
Menu Items
Editors
中カテゴリとして、割り当て作業をしたいエディタを指定します。
（ところで図は「AssetEditor」を表示しているところですが、ホットキーアサインが一切無いわりに、キーボードを見てみるとほとんど全部「割り当て済みのキー」になっています。これは「ホットキーで表示される項目」がGlobalになってるからだと思います。多分。きっと。違ったらすいません。）
ちなみに、Editorではすべてのエディタが指定できるわけではありません。例えばスクリプトエディタとかは無いです。要るか？っていう話しですが。
Custom Scripts
ランタイムコマンドエディタで登録したコマンドのビューアーみたいなものです。
それにショートカットをアサインしていけるという。
その下にあるのが検索欄。
位置的に微妙だなー……とちょっと思ったのですが、キーボードとかエディタ内にエディタがあるとかレイアウト的に難しい要素もありますし、ここしかないのか……って思いました。
コマンド名で検索したり、ランタイムコマンド名で検索したり、アサインしてあるキーで検索したりできます。
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| ランタイムコマンド名「test」で検索したところ |
メディアキーボードなど楽しい機能がついているキーボードの場合、そういうキーを押した場合はそっと叱ってくれます（▼）
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| 「メディアの再生」キーはだめですか。はい。 |
ランタイムエディタまわりはまた次回。
※基本的には「CGツールは英語UIだろ」派なんですが、とある話を耳にして以来、最近は調べ物さえできればどっちでもいい派になりつつあります。
ホットキー エディタ(Hotkey Editor) @ Maya 2016 ヘルプ
http://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2016/JPN/?guid=GUID-36D24C0F-19E4-411E-8CA9-DB7B64C3E6EA
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