ドキュメントへの簡易な書き込み、いわゆる「注釈」が充実していて、ときどきとても便利です。
ただ、ツール間で注釈の対応状況が違うみたいで、
先日ちょっと受け渡しで困ったことがあったのでメモ。
まずOSX標準のプレビューの注釈まわりです。
ツール名に反して、プレビュー以外にも案外いろいろできるので、重宝してます。
そしてこちらが Adobe Acrobat Reader の注釈まわり。
さすがはPDF自体の開発元であるAdobeさん。機能豊富です。
その中で、今回問題になったのがコレ。
「カーソル位置にテキストを挿入」
一番左の「T^」←こういうやつです。
これを使うと「挿入記号」という種類の注釈が付けられるのですが……
この種類の注釈、
どうやらOSXのプレビューでは見られないようなのです。
(▲)Readerでの様子。マウスオーバーしてみたところ。
(▼)そしてプレビューにて。
単なる付箋のように表示されて、クリックしても中身が見れません。あまつさえ、その一つ前にクリックしていた付箋の中身がそのまま表示されるので(!?)非常にびっくりします。
また、インスペクタの注釈リストにも現れないようですね。
というわけで、PDFの本領を堪能しようと思ったらやっぱりAcrobat Reader!重いですけどね!w
普段はプレビューを常用していても、あれ、このPDFおかしい?
と思ったときReaderで見てみると、正しく表示されるかもしれません。
PDFも、まだまだ進化中のフォーマットなようですから。
■ 参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/Portable_Document_Format
ちなみに、このエントリでスクリーンショットに写っているPDFは、
現在編集中の Circle Qt誌 vol.3 「萌えるCG読本」に掲載予定の
CGWORLD編集部様インタビューのものです
こちらの記事(▼)ではもうちょっと広い範囲が載ってますますので、よろしければ!
> 揺れるツール名表記
(20140728追記)
10.9.4環境で試したところ、付箋は表示もされず、インスペクタにも現れず、でした。
バグった状態で現れるより精神衛生にはよいですが、そしたら見失っていることにも気づきませんので、状況的にはより困りますw
Mayaみたいに「データロスあるよー」って教えてくれればいいんですけどね…
(20140728追記)
よくよく考えれば、便利な注釈が豊富ということは人により状況により(気分や時期により。それこそコーディングスタイルみたいに)、使い方が変わってくるということで、
“使用状況揺れ”、“解釈揺れ”の気配を感じます。下流側の誰かがそれを吸収しないと行けないので、悪意無きテロが発生する危険があるかも……。
また、今回取り上げた「挿入記号」ですが、これ視認性は非常に悪いですねw
役割はともかく、正直問題あるなーと思いました。
使用する側がある程度節度というか制限を設けて運用した方が、結果的にパフォーマンスに寄与すると思います。つまり、いま「注釈ワークフロー(なにそれ)」の整備が求められているのでは(以下略w
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