2015/02/04

【Maya】オブジェクトにスナップさせたい - Make Live について

オブジェクトやバーテクスを操作していて、
別のオブジェクトにスナップしてほしいって思うこともあります。
カーブをオブジェクトに沿って描いたりね。


そんなとき、
Make Live という機能を使うんですが、
GUIからのアクセスについては、20142015でちょっと使用感が違うんですね。
っていうあたりのメモ。



オブジェクトへのスナップ」は下記の二箇所から有効に出来ます。

メニューから
Modify > Make Live


ステータスラインから
メインメニューのすぐ下のツールバーを「ステータスライン」と呼ぶようですよ。どうでもいいですね。
ヘルプが妙に離れて出現

GUI的にはスナップの並びにあるんですが、
どうやらこの機能、「ライブサーフェス」とか、ライブ化と呼ぶようです。
正直わかりづらい命名ですね!(笑)
「オブジェクトへスナップ」じゃだめなんですか?二位じゃdめna(ry
なにか、大手家電メーカーが黒もの家電の塗装に「エクストラピアノブラック仕上げ」(ドヤァ)とかなんとか、そういうステキな名前つけがちな気配を感じて、これはとても味わい深いなあと。

言い過ぎました。
そこまでは分かりづらくはありません。

あとこのアイコンのおかげで、この機能について触れているブログ記事とかでたまーに「マグネットツール(magnet tool)」と呼ばれてたりもします。気持ちは分かります。

使い方


スナップ開始(ライブ化)
オブジェクトを選択して、メニューを実行 or アイコンクリック。
そうすると、当該オブジェクトはちょっと褪せた緑色にハイライトされて、解除するまで編集不能になります。

スナップ解除
再度メニュー実行 or 再度アイコンクリック です。
メニューの方は「Make Live」だったのが「Make not Live」に変わってますので。

ここで一癖あるんですが、
別のオブジェクトを選択している場合、再度実行すると
「もとのオブジェクトのライブ化解除」「+選択中のオブジェクトを改めてライブ化」という挙動になってます(~Maya2014)。
「ライブ化対象切り替え」ってことですね。

で……スナップして作業したい時には、たいていスナップさせたいオブジェクトを選択していますから、下記のようになりがちです。

ライブ化

別のをライブ化

さらに別のをライブ化…(以下無限ループ

……「単に解除はどうやるんじゃー!」って。イイーーーって。
なにげに咄嗟に混乱します。

一旦選択を解除して、なにも選択していない状態でスナップ解除すれば、
別のオブジェクトをライブ化せず単純にライブ化解除できます。


この挙動が改善?されて、Maya2015からは、
  1. アイコン横に、ライブ化してるのオブジェクトの名前が出るようになったぜ
  2. アイコン再度クリックで「必ずライブ化解除」になった
  3. メニューの方だと、これまでどおり「ライブ化対象切り替え」
となっております。
(ヘルプが現れる位置は相変わらず遠い。)

ついで


ついでにスナップについてのおさらいですが
ステータスラインのアイコンは、左から
  • Snap to grids
  • Snap to curves
  • Snap to points
  • Snap to Projected Center
  • Snap to view planes
  • Make the selected object live

最後だけ「俺はほかのやつらとは違う」感を放出。
キーアサインは、
  • x  = グリッドにスナップ
  • c  = カーブもしくはエッジにスナップ
  • v  = 頂点にスナップ
…ここまでキーボードでみっつならんでいるので、じゃあvの隣は「projected center」かな?
と思うじゃないですか。
思うじゃないですか。
bソフト選択の有効/無効です。(押しながらでソフト選択のフォールオフ半径調整)
n, m はそれぞれArtisanのなにかとディスプレイスメントのなにか。…いまのところ活用シーンに出くわしたことがありません(笑))


さらについで


MakeLive
というランタイムコマンドと
makeLive

というコマンドがあるようですが、
オブジェクトにスナップさせたいという目標を達成する分には、どちらがどうということはありません。多分。


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