別のオブジェクトにスナップしてほしいって思うこともあります。
カーブをオブジェクトに沿って描いたりね。
そんなとき、
Make Live という機能を使うんですが、
GUIからのアクセスについては、2014と2015でちょっと使用感が違うんですね。
っていうあたりのメモ。
「オブジェクトへのスナップ」は下記の二箇所から有効に出来ます。
・メニューから:
Modify > Make Live
・ステータスラインから:
メインメニューのすぐ下のツールバーを「ステータスライン」と呼ぶようですよ。どうでもいいですね。
ヘルプが妙に離れて出現 |
GUI的にはスナップの並びにあるんですが、
どうやらこの機能、「ライブサーフェス」とか、ライブ化と呼ぶようです。
正直わかりづらい命名ですね!(笑)
「オブジェクトへスナップ」じゃだめなんですか?二位じゃdめna(ry
なにか、大手家電メーカーが黒もの家電の塗装に「エクストラピアノブラック仕上げ」(ドヤァ)とかなんとか、そういうステキな名前つけがちな気配を感じて、これはとても味わい深いなあと。
言い過ぎました。
そこまでは分かりづらくはありません。
あとこのアイコンのおかげで、この機能について触れているブログ記事とかでたまーに「マグネットツール(magnet tool)」と呼ばれてたりもします。気持ちは分かります。
使い方
・スナップ開始(ライブ化):
オブジェクトを選択して、メニューを実行 or アイコンクリック。
そうすると、当該オブジェクトはちょっと褪せた緑色にハイライトされて、解除するまで編集不能になります。
・スナップ解除:
再度メニュー実行 or 再度アイコンクリック です。
メニューの方は「Make Live」だったのが「Make not Live」に変わってますので。
ここで一癖あるんですが、
別のオブジェクトを選択している場合、再度実行すると
「もとのオブジェクトのライブ化解除」「+選択中のオブジェクトを改めてライブ化」という挙動になってます(~Maya2014)。
「ライブ化対象切り替え」ってことですね。
で……スナップして作業したい時には、たいていスナップさせたいオブジェクトを選択していますから、下記のようになりがちです。
ライブ化
↓
別のをライブ化
↓
さらに別のをライブ化…(以下無限ループ
……「単に解除はどうやるんじゃー!」って。イイーーーって。
なにげに咄嗟に混乱します。
一旦選択を解除して、なにも選択していない状態でスナップ解除すれば、
別のオブジェクトをライブ化せず単純にライブ化解除できます。
この挙動が改善?されて、Maya2015からは、
- アイコン横に、ライブ化してるのオブジェクトの名前が出るようになったぜ
- アイコン再度クリックで「必ずライブ化解除」になった
- メニューの方だと、これまでどおり「ライブ化対象切り替え」
(ヘルプが現れる位置は相変わらず遠い。) |
ついで
ついでにスナップについてのおさらいですが
ステータスラインのアイコンは、左から
- Snap to grids
- Snap to curves
- Snap to points
- Snap to Projected Center
- Snap to view planes
- Make the selected object live
最後だけ「俺はほかのやつらとは違う」感を放出。
キーアサインは、
- x = グリッドにスナップ
- c = カーブもしくはエッジにスナップ
- v = 頂点にスナップ
と思うじゃないですか。
思うじゃないですか。
b はソフト選択の有効/無効です。(押しながらでソフト選択のフォールオフ半径調整)
(n, m はそれぞれArtisanのなにかとディスプレイスメントのなにか。…いまのところ活用シーンに出くわしたことがありません(笑))
さらについで
MakeLiveというランタイムコマンドと
makeLiveというコマンドがあるようですが、
オブジェクトにスナップさせたいという目標を達成する分には、どちらがどうということはありません。多分。
■参考
makeLive コマンド
http://help.autodesk.com/cloudhelp/2015/JPN/Maya-Tech-Docs/CommandsPython/makeLive.html
「ライブ サーフェスを設定する」
http://help.autodesk.com/cloudhelp/2015/JPN/Maya/files/GUID-EBF1E652-4DDD-423F-B42E-3BF85AE46A5D.htm
「ライブ サーフェスにスナップする」
http://help.autodesk.com/cloudhelp/2015/JPN/Maya/files/GUID-FF6DDE20-B1BF-4A78-8232-948665F3A904.htm#GUID-FF6DDE20-B1BF-4A78-8232-948665F3A904
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