2012/07/05

HQXっていう圧縮形式とかのお話

映像編集、データ書き出しについての話題です。

みなさんEDIUSってご存知でしょうか?
映像編集ツールとしては FinalCutPro Premiere と並んで評価の高い国産のソフトです。

そのEDIUSで使われている中間ファイル形式「HQX」ですが、先月末そのMac版がついにリリースされました!
FinalCutのProRes形式の牙城に切り込む形となり、FCPXに関する大移行期間ということもあって
今後どうなるかが楽しみ(?)です。


HQX QuickTime用コーデックのDLページ
http://pro.grassvalley.jp/download/gv_codec_option.htm



HQXの強みは大解像度、アルファ込、10bit収録に加え、低ビットレートから高ビットレートまで可変というあたりにあるようです。
資料をこちらからDLできるのですが、これが大変充実した内容で、もちろんHQXの優位をアピールするのが目的ではあるものの、圧縮技術に関する知識も多く盛り込まれていて、大変勉強になる内容です。
映像の10bit深度ってこういうことやったんかーなどなどなかなか興味深いです(^^;
Appleも資料やマニュアルが読みごたえがあると定評がありますが、このHQXの資料はそれに並ぶものがある気がします。

参考:Apple ProRes 資料
http://images.apple.com/jp/pro/pdfs/ProRes422_WP_070518.pdf
※英語では2009年版があるのですが、翻訳されたものは2007年版までのようです… ProRes4444形式が出来る前ですね。

読みごたえのある資料といえば、EDIUSのwebサイトには映像関係の技術や手法が多岐にわたって解説されているコーナーがあります。
個人的にも、学生時代には大いにお世話になりました(^^;;
ぜひ、ご一読をおすすめします。

EDIUS.jp > CREATIVE LAB. PIMOPIC
http://www.edius.jp/cre_lab/index.html


ところで、CMや映画などの編集系で実質スタンダードとなっているProRes(プロレズ)形式ですが、
FinalCutのインストールできる環境からしか出力できないのが難点という声もありました。
(FinalCutがインストールされていれば、AEなどからでも出力できるようになります)
確かに、FinalCutが優秀な編集システムであったとしても、そこまでの工程はwinで作業して編集・出力だけMacというワークフローはなかなか納得しづらいところです。
先日FFmpegという動画変換ツールがProResの出力にも対応したようですが、別にAppleから技術のライセンスを受けたわけではなく、業務レベルでの使用はちょっと避けたほうがよさそうです。(ライセンスだけでなく、アルゴリズム的にも「本当にFinalCutの出力するProResとおんなじか」という点でも不安があります。またProRes自体にはいくつか形式がありますが、そのあたりもただしく指定できるのか不明です)


ffmpegを使ったWinからのProRes出力については、おなじみtakkunさんのブログでも取り上げられていますb

 [Windows]ProRes / ProRes422でエンコードする @たっきゅんのガ☆チンコ開発日記
http://takkun.nyamuuuu.net/blog2/archives/4041



また、ProRes形式については yamaq blog さんにて興味深いやり取りを見ることができます。
こちらも映像技術を深く知るにあたってはとてもおすすめですので、ぜひぜひ。

http://mount-q.com/yamaqblog/?p=11388


CGを作る分には、形式はなんでもいいから統一しておくれ(^^;;;という気もしますが、より優れた形式が現れてそれがちゃんと普及してくれるなら大歓迎です。
「とりあえずソレンソン」とか「H264はガンマが…」といった状況がはやく解消されればいいなと思います。





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